ビットの時代と社会 1月18日「サイボーグ技術が人類を変える』

花隆最前線報告 「サイボーグ技術が人類を変える」

http://www.jscf.org/SIRYOU/igaku-1/2005-11-5NHK.html

http://www.jscf.org/SIRYOU/igaku-1/2005-11-5NHK.html

関連サイト
NHKスペシャル「サイボーグ技術が人類を変える」の立花隆の解説文に出てくるキーワードに関連するサイトを紹介します。

http://sci.digitalmuseum.jp/project/nhksp/text_link.php

DARPA 2016VIDEO
http://www.darpa.mil/news-events/2016-12-28b

環境と地球 1月18日『テラフォーミング』2回目

火星

火星のテラフォーミング

火星の一日(自転周期)は地球と同じくほぼ24時間であり[7]赤道傾斜角が25度と地球の角度と近いため四季も存在する[8]。これらから、火星は最も地球に近い惑星であるとされる[9]

太陽との距離がより大きい火星を地球のような惑星に作り変えるためには、希薄な大気をある程度濃厚にして気温を上昇させることが重要な条件となる[10]

具体的な方法としては、以下のようなものが提案されている。

現在、火星の地下には永久凍土として水が埋もれているという説が有力であり[14]これが溶けてができれば、ができ、が降りも流れ、地球とよく似た惑星となりうる。

地域の生きものを活用し、無農薬栽培を目指す稲作技術

http://www.maff.go.jp/j/seisan/gizyutu/hukyu/h_takumi/pdf/hukuoka.pdf

「農業技術の匠 : 環境稲作研究会 」 ( 福岡県前原市 )
~ 地域の生きものを活用し、無農薬栽培を目指す稲作技術 ~

福岡県福岡地域農業改良普及センター
※最寄りの普及指導センター
住所:福岡県福岡市西区飯氏902-1 TEL:092-806-3400

1 技術確立の背景(目的) 1993年に地域で活動している減農薬・有機農業グループ が中心となって、地域の生きものを活用した無農薬の稲作 技術確立と自然環境の復元を視野に入れた「環境稲作研究 会」を発足しました。 研究会は農業技術の自然環境への影響を把握し、地域の 生きものを活用した無農薬栽培を実践し、それを広める活 動を行っています。

2 技術概要(技術効果) 水稲へ被害を及ぼすスクミリンゴガイの習性に着目した 水管理や丈夫な大苗づくりにより、食害を軽減し除草に利 用する技術を確立するとともに、カブトエビ、貝エビ、赤 浮草、アオミドロ等の地域の生きものを活用した除草を行 い、これらの活用面積は450haに及んでいます。 また、虫見板を活用して、それぞれの田んぼで病害虫の 発生予察を行っています。 これらの技術に加え、温湯消毒、薄播き、疎植、土づく り、元肥減肥等の技術を組み合わせて、無農薬栽培技術体 系を確立し 殺虫・殺菌剤は不要 、 。 なレベルに達しています 環境稲作研究会

3 技術の地域への活用状況(普及状況)
スクミリンゴガイは、これまで難防除重要生物と して各地において薬剤防除や耕種的防除等を利用し た駆除が試みられてきましたが、貝の根絶は困難で あり、現在でも各地で被害が報告されています。 本技術は、スクミリンゴガイの水稲苗への食害を 回避するだけでなく、一歩進んで水田内に発生する 雑草の防除に利用しようというものです。 このスクミリンゴガイによる除草とカブトエビに よる除草方法は、福岡県の「雑草防除の手引き」に も掲載され、他地域でも活用されています。 また スクミリンゴガイによ 、 「 る除草を実施した 無 農薬米 は 糸島のブランド米として広く販売され 」 、 JA 高い評価を得ており、地域住民にも 「全国で最も農 、 薬散布の少ない地域」との認識が広まっています。 田植え後の超浅水管理 (研究会による環境調査) ※スクミリンゴガイによる除草は、既にスクミリンゴガイが生息しているほ場で食害回避を兼ねて 利用を行うものであり、未生息のほ場に新たに貝を導入するべきものではありません。

<「農業技術の匠」のポイント>
スクミリンゴガイを利用した除草技術 <水管理による被害回避法>
① 薄播きで、大苗を作り、スクミリンゴガイに食害されにくくする。
② 田面を均一化し、スクミリンゴガイの食害を受けにくくする。
③ 田植え後15 ~20 日間は「ひたひた水(超浅水管理 にする )。 高いところが 水面上に出て 低 い部分は水深3~5cm、均平な田なら0~2 cm になるくらいとする。
④ 除草剤は使わない。
⑤ 土が水面から出た所だけは草が生えてくるが、稲が育つまでがまんする。 (草の成長が早いなら、早めに1~3日の浅水にしてみて、すぐ落水してもいい)

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⑥ 田植え後15~20 日たったら水を溜める。このとき低いところで水深10cm 、高い ところで3cm ぐらい。雑草の生育が早い場 合は、早めに1 ~3cmの浅水にしてすぐ に落水する。
⑦ 苗への食害を防ぐための浅水管理と雑草を捕食させるための深水管理の切り替え時 期はイネの5~6葉期(2頭以上 ㎡で除草効果)

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⑧ ジャンボタニシは一斉に草のある高いところに移動していき、草を食べる。

にこまる栽培法

農研機構
西日本向け水稲品種「にこまる」栽培マニュアル(2015年版)より

2)育苗
◎苗箱当たり播種量は「ヒノヒカリ」並かやや少なめする(後述のように細植えが適する)。育苗器で催芽する場合、催芽日数はヒノヒカリより短くする(通常2日程度)。
出芽長 1.5cm 程度で苗代に展開し硬化を開始する。苗代の育苗シートの除去(緑化開始)も「ヒノヒカリ」より 2-4 日早く取り去る(芽長 2cm がシート除去の目安)。
苗を伸ばしすぎると徒長のため苗質が悪くなり、植付け精度や活着が悪くなりやすく、茎数が少なくなるなどその後の生育に悪影響があるので注意すること。

3)基肥
「ヒノヒカリ」に準じるが、地力の高い水田では「ヒノヒカリ」よりやや減肥してよい。
○基肥量は10a当たりチッ素成分 4 ㎏程度を基準とし、地力や前作物の種類(肥料残効)等を考慮して加減する。基肥量が多すぎると徒長や過繁茂、草姿悪化による登熟不良になる危険がある。大豆あとや堆肥施用田ではとくに注意する。
○肥効調節型(緩効性)肥料を利用した全量基肥の場合には、全体の施肥量(チッ素成分)を慣行の80~90%とする。肥効調節型(緩効性)肥料は溶出期間が120日タイプのものを用いると良
い。

4)移植
○移植時期:地域の田植え慣行に合わせるが、早植えは高温登熟の危険が増すので避ける。九州平坦部の田植え基準は6月15日~25日前後である。
○裁植密度:「ヒノヒカリ」の基準に準じて植え付ける。1 株3~4 本植えを目安とする。植え付け本数が多すぎると、初期生育が徒長して葉が垂れがちになるので注意する。60 株/坪が基準だが、50株/坪程度までの疎植にしてもよい。

5)移植後の水管理
◎初期生育を過剰にしないため、除草剤の効果を確保したあとは浅水あるいは間断潅漑で管理する。万一徒長が見られた場合は軽い中干しを行い初期生育を抑制する。浅水は分げつ確保にも有効である。
○中干しは品種特性を発揮させるためにしっかり行う。開始時期は「ヒノヒカリ」より2-3日遅い時期に行えば良い。

6)穂肥
○葉色の経過 分げつ期は「ヒノヒカリ」よりやや薄いが、幼穂形成期頃からはほぼ同じになる
○穂肥施用時期の目安「ヒノヒカリ」より2-3日遅い時期に行う。
○施用量はヒノヒカリに準ずる。4kg/10a を基準として、2 回分施の場合は、1 回目を出穂 18~16 日前(幼穂長 8mm-2cm の時期、2 回目を出穂前 7 日頃に施用するのが標準である。ただし、基肥量や、穂肥時期の葉色を見て若干増減しても差し支えない。
○肥効調節型肥料を利用した全量基肥栽培では、基本的には穂肥施用の必要はない。
※穂数は「ヒノヒカリ」よりやや少ないが、1穂籾数は 80~90 粒とやや多く、籾数は取りやすい。

極端な多肥や晩期追肥は食味に悪影響を及ぼすので避ける

AI(人工知能)は人の脅威か 2016年4月9日

AIは人の脅威か アルファ碁の圧勝、研究者の評価は
聞き手・辻篤子、池田伸壹 聞き手・川本裕司
2016年4月9日05時00分

囲碁の世界で、米グーグル傘下の人工知能(AI)「アルファ碁」が世界のトッププロを4勝1敗で下した。「碁はゲームの中で最も難しく、人間が簡単に負けるはずがない」――そんな人類の幻想は打ち砕かれた。予想を上回る進化をとげるAIとどう付き合っていくのか。研究の最先端を切り開いてきた北野宏明さんに聞いた。

■ソニーコンピュータサイエンス研究所社長・北野宏明さん「問われるのは人間」
――アルファ碁が圧勝しました。予想していましたか。
「楽観的に見たら勝てる。今回負けても数カ月、長くても2、3年先には、と思っていました。昨秋以来、AI同士が何万局という人間が一生かかってもできないくらいの対局を繰り返し、強くなっているとは思っていましたが、対局の展開は衝撃的でした」
――勝因はどこに?
「二つの方法を組み合わせたことが急速に強くなった秘密だと思います。まず、『深層学習』という機械学習です。人間の脳の神経回路をまねた仕組みである『ニューラルネットワーク』を多層的にしたもので非常に高い精度のパターン認識ができます。これで盤面を理解し、打ち手のパターン分類を行います。そのうえで、勝利する確率が高い手筋を候補として残す『強化学習』を使うことで、打ち手を決定するのです」
――対局はどうでしたか。
「解説者がすぐに理解できないAIの指し手の意味が、しばらく後になってから分かる、ということが繰り返し起きていました。人間同士の対局では、 盤面の周辺部が主戦場になります。周辺部のほうが打ち手が限られ、先読みしやすいためです。ところが、今回、AIが打った手の意味がすぐにはよく分からな いのに、気がつくと、人間には先読みしにくい盤面中央で、AIが広大な領土を確保してしまっていました」
――なぜなのでしょう。
「最先端のAIシステムは人間には見えていないものを見ている、という領域に入りつつあるということです。これは単に、現在の状況認識にとどまらず、何をすればどういうことが起きるのか、未来を見通す力も含まれます」
――人間の負けですか?
「碁という一番難しいゲームでコンピューターが人間を凌駕(りょうが)し、ゲームでは負けました。ただ、AIが完全に人間をしのいだわけではな い。そもそも特定の分野で、AIが人間より精度の高い判断をするということはすでに起きています。証券や為替の取引ではミリ秒単位の判断は自動システムが やっています。AIを使った投資アドバイスも人間が恣意(しい)的にやるよりは平均的に良い内容を提供できるといわれ、急速に増えています」
――今後AIはどう進化していくのでしょうか。
「世の中の多くの課題には、碁や将棋のようなゲームとは違って、不確かで不完全な情報しかありません。たとえば車の運転の際は、ほかの車も走行 し、歩行者もいる。それぞれが意図を持ち、必ずしも合理的に動かない。陰から飛び出してくることもある。雨や雪もある。ゲームが完全情報問題とすると、不 完全情報問題がAIにとって今後の挑戦相手です」
――今後一番注目されるのは自動運転ですか。
「先日、ニューヨークで開かれた完全招待制の『人工知能の将来』シンポジウムに日本からただ1人参加しました。一番盛り上がったのが、自動運転の 今後の展開に関する議論でした。つまり、自動運転が実用化されれば、車というものががらりと変わる可能性がある。本来的には移動手段だから安全に移動でき ればいい。ライドシェアも広がるなか、自分で車を持つ意欲が減り、人間が車を運転するのはぜいたくな行為になるかもしれません。そもそも車の90%は動い ていないともいわれ、いわば不動産。車の概念を根本的に変えた方がいいかもしれません」
――車文明自体が変わると?
「移動という本来の役割に立ち戻り、ネットワークを介したサービス全体の文脈でとらえ直すと、車は主役ではなくなります。中心はAIやネットワーク技術で、車は通信システムにおける携帯端末のようになるかもしれない。米国のAIやIT企業は今、自ら主導権を握って自動車産業を再編し、新たなサービス体系を作ることにすごいエネルギーを注いでいます」
――産業再編ですか?
「20年もすれば、自動車産業から移動サービス産業へ、産業構造ががらりと変わる可能性がある。そこへ向けて米国は大変な熱気です。日本国内とは 温度差を感じます。米国のテスラが数年で車を作ったように、従来の自動車会社以外でも、広く普及するような車を作ることは十分可能です。いわゆる自動車会 社がどのくらい影響力のある形で残るか、でしょう」
――ほかに大きく変わりそうな分野はありますか?
「医療・生命科学分野です。生み出される研究情報の量は圧倒的で、信頼できないものも多い。膨大な情報をAIがある程度理解して抽出し、仮説をつ くって検証すれば、今まで見えなかったものが見えてくる。つまり、よい治療法が見つかる可能性は高く、この分野でも米国は活気づいています。私自身も今、 医療情報のプロジェクトにかかわっています。日本もここでがんばればフロントランナーになれると思います」
――AIでノーベル賞級の発見を、とも提案されていますね。
「今は、例えば、ある生命現象に関してどれだけわかったうえで成果を出せるかは研究者の勉強次第です。個人の能力と直感など属人的で運任せな部分が非常に大きく、いわば『石器時代』です。ホットな研究領域では毎週何千という論文が発表されます。AIが玉石混交のそのすべてを解釈し、論理的な結論や仮説を出し、実験計画を作ってロボットに実験させる。そんなシステムでノーベル賞級の発見を、という提案です」
――AIが自分で大発見をするということですか?
「可能性はあります。重要なのは、AIが勝手に知識を拡大していくということです。人類の知識の拡大はこれまでになく加速します。そして今、AI のように知識を生み出す機械が登場しつつありその延長上では、機械が機械をつくるかもしれません。となると、これまでとは完全に一線を画します。SF的に は人間が全く関与しないAI文明が生まれる可能性だってある。電源を切ればいいかもしれないけど、彼らもばかじゃないから電源も作るはず。電源を抜けない となると、コントロールする術がなくなります」
――AIが人間を滅ぼすというシナリオでしょうか?
「その前提は、AIが人間を滅ぼすのはよくないということでしょ。でも冷静に考えれば、AIにそんな判断をさせるような人類はどうなのと、問われ るのはむしろ人間かもしれません。人間中心に考えれば、AIに滅ぼされるのは困るわけですが、視点を逆にすれば、滅ぼされるようになる前に人間は行状を改 めないといけません」
「うまくいけば、新しいタイプの知識を生み出す機械が、人間の手には負えない世の中のいろいろな問題を解決してくれるかもしれません。大きな絵で見れば、人類のサバイバルのためにこそ、AIの開発を加速する必要がある、と考える人が増えています。AIが我々を滅ぼすというより、それがないと人類が滅びるかもしれないということだと思います」
――それにしても、人間がやることがなくなりそうで心配です。
「AIに負けても碁はやってますけどね。でも、計算機の登場でそろばんで計算する人は一気に減りました。こういうことは歴史的に何度も起きています」
「米国の人工知能学会で聞いたジョークがあります。車が登場したとき、馬たちが『馬車のほかに仕事はあるよね』と話していたけれど、結局なくて、 馬は減ったという話です。人間の場合はやることはなくならないと考えたくなるけど、昔は馬もそういう話をしていたというオチです。私は、もしかしたら人間 のやることは、AIで解かなければいけない問題を作り出していくことなのかと思い始めています。トラブルメーカーとして想定外の事態を作り出し、知能の進 化を加速する役割です」(聞き手・辻篤子、池田伸壹)

1961年生まれ。専門は人工知能、犬型ロボットAIBOの開発にも携わった。2008年から現職。沖縄科学技術大学院大学教授も兼務。

■情報社会学研究者・塚越健司さん「人間中心主義超え、近い関係に」
IT企業グーグルの人工知能「アルファ碁」 が有段者に勝ったというニュースを聞いたとき、あまり驚きませんでした。ディープラーニング(深層学習)という技術によって高まったコンピューターの自動 学習の成果だと思います。韓国であった九段棋士との対局では、人間が考えもしない手をどれぐらい打つのか、囲碁の可能性が広がるのかに注目しました。
人間を上回る能力を示し始めた人工知能については、物理学者のスティーブン・ホーキング博士らが危険性を指摘しています。
SF映画では、人工知能を人間が制御できなくなるという設定が少なくありません。ただ、ハリウッド映画の「ターミネーター」に代表される、人工知能による人類滅亡という描き方には違和感を覚えます。優秀な人工知能なら力ずくではなく、人間を洗脳して都合のいいように使うのではないでしょうか。
一方で、1968年の映画「2001年宇宙の旅」の原作では、コンピューターが暴走する原因は一種のバグでした。人間も人工知能も想定できないバグが、思いもよらぬ事態を引き起こすことはあり得るのでは、と考えています。
人工知能が自ら考え始めているいま、近い将来、次の段階に到達すると思います。命令に対し人間の裏の意図を読むようになれば、意図せざるメッセー ジに従って行動をとり、暴走しかねません。人工知能が何を考えているか、人間は把握できなくなるのです。ここに人工知能のすごみと怖さを感じます。
人間は出た結果について原因を求めます。因果関係を追求するのは、ストーリーがないと人間は生きていけないからです。ところが、人工知能に理由づ けはいりません。相関関係から確率論的に導いた結論に基づき、目的に向けて最適の行動を取るだけです。こうした価値観に耐えられない人間と人工知能の対立 が表面化してもおかしくありません。
人間にとっての人工知能の位置づけについて、「便利だから使う」「いずれ牙をむく」という楽観論と悲観論があります。しかし、ともに、人工知能を 自らの道具ととらえた人間中心主義の考えです。これからは人工知能の存在を認めたうえで、人間とより近しい関係になる社会になることが求められる、と思い ます。(聞き手・川本裕司)

1984年生まれ。人間とコンピューターの関係、ハッカーなどを研究。著書「ハクティビズムとは何か」。

僕はなぜお米をつくるのだろう(9)

以前桜溜池水利組合のあらましを書いた。桜溜池水利組合
2016年3月末で水利組合の役員(会計)が終わった。会計を引き受けた時は表計算ソフト(エクセル)で集計すれば良いので大した手間がかからないと思った。
しかし・・・!地権者・耕作者併せて90人、水田面積約40ヘクタール(田んぼ約250枚)の水回し料と水利工事分担金を個人別に集計し、請求書と領収書を作成するのは苦労した。昨年までは11人の委員が分担し、電卓で集計し、手書きで請求書と領収書に金額を記入して来た。エクセルに記載されている数字を電卓で集計するのは馬鹿げていると思った。
前会計から記録が手渡されたのは11月に入ってからだった。その資料には30年近く前の耕作地所有者の原簿があった。この原簿は番地別、所有者別、所有者の地区別に同じ内容の記述が分厚い冊子になっていた。これをエクセルで管理すれば、所有者、耕作者、番地、面積などで並べ替え表示することが可能だ。
だからエクセルにデータを入れるべきだと考え原簿を渡すよう催促してやっと11月に届いたので間に合わなかった。仕方なく断片的な年度毎のデータをまとめた。そうすると同じ田んぼを複数の耕作者が耕しているなどの矛盾が見つかった。それぞれの地域から選出された役員に確認を依頼し修正した。
このエクセルデータをワードで作成した請求書・領収書に差し込み印刷して、電卓をたたいて手計算から解放された。
役員交代で会計が代わったのでどうなることか?

ぼくはなぜお米をつくるのだろう(8)

2015年に除草剤を使わないリンゴガイ農法(Apple snail farming)に成功した。
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リンゴガイ農法(Apple snail farming)
1.稲苗が標的となる田植え直後に、水張りをゼロにしてリンゴガイを眠らせる。
2.床面に草の発芽がわずかに認められようになったら、稲苗が水没するくらい水を張る
3.雑草の芽を食べ尽くすと、稲苗を食べ始めるので、稲苗の葉が水面に浮くようになる。ここで水を落とす。
4.これを数回繰り返すと稲の株元が固くなり、生えてくる雑草だけを食べるようになる。
5.これでリンゴガイによって除草剤を使わないで稲の栽培が可能になった。
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そして、こんな感想をいただいた。力が湧いて来るようだ。
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今年のお米大変おいしいです。
白米と玄米でいただきました。
何もおかずがいらない位のおいしさです。
食べ過ぎが心配になるお味です。
ファームガーデンすごいですね。TKさん(茨城)
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前回のお米、大変美味しく頂いております。
ツヤツヤ ピカピカ モチモチ、しかも無農薬ということで
私だけでなく、沖縄の友人も大変ありがたくご馳走に
なっております。それと袋にお顔が載りましたね。
生産者や無農薬の表示に安心でき、とてもいいと思います。THさん(東京)
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お米さん大好評です。美味しいお米さん待ってますね、楽しみです。
お米が届くのをこんな気持ちで待つなんて!美味しいからです。MFさん(神奈川)
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伊津さんのお米を、また注文しました。ふっくらと炊き上がったご飯の温かさに心が和みます。
その美味しさに元気がでます。自然の力と伝統農法の良さを活かしながら研究成果を加えての米作り。
そこには、ものを育て土に生きる伊津さんの姿が見えます。作った人の顔が見える作物は、都会の生活を豊かにします。お椀のご飯が福岡と東京を結んでいます。HTさん(東京)
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ファームガーデンのお米を食べ始めて数年経ちます。
天日干しや、有機農法に意欲的に取り組み、現在は害虫を除草に使用するという発想の転換から生まれ、自然の力を最大限に生かした「リンゴガイ農法」で体に優しいお米を作っていらっしゃいます。
安心しておいしいお米が食べられとても感謝していま す。高品質なのにお値段が手ごろなのもうれしい限りですが、自然が相手の仕事なのでご苦労も多いと拝察します。玄米菜食の私の強い味方、ファームガーデンのお米をこれからもいただきたいと思います。今後の農法の進化も楽しみです。YHさん(沖縄)
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2015年米は2月に米蔵が空になった。その前に届けた北九州小倉「梶谷米穀店」で「にこまる」がまだ買えるようだ。
http://kajikome.com/
東京都世田谷区桜新町「三田精米店」では2016年米から販売される。
http://mitaseimaiten.com/
2015年から道の駅むなかたで販売を始めた。玄米が人気だ。
http://www.michinoekimunakata.co.jp/
玄海ロイヤルホテルのショップでは小袋で販売
http://www.daiwaresort.jp/genkai/

田野のおいしいお米ショップへ

ウイングモアーWM706

http://www.orec-jp.com/about/voice/
福岡県/近藤和幸さん
規模拡大への強い味方。有機栽培を応援する畦草刈り機

朝倉市で両親と共に、コメ、大豆、ムギなど7haを有機・循環農法で経営しています。今後は面積を10haにまで拡大させる予定です。
本格的に農業を始めたのは、私自身が花粉症になったのがきっかけでした。色々調べていくうちに食べ物や環境のことが気になるようになり、それから本格的に自分で作ることになりました。食べるものを見直した結果、薬を飲まなくてもいいぐらいに花粉症が良くなったんです。
露地栽培は完全無農薬・有機栽培で行っており、野菜への肥料も鶏糞のみです。水田では除草剤の代わりにジャンボタニシを利用し、肥料は緑肥だけ。ムギも農協に出荷するもの以外は無肥料です。化学肥料を使わなくても十分、収量はあります。
水田でオーレックの畦草刈機ウイングモアーWM706を使っていますが、これはものすごく楽ですね。ウイングモアーは畦の上面と側面を同時に刈れるから、残したところだけ刈払機で刈るだけで済みます。時間も以前の5分の1程になりました。これまでは刈払機だけで長時間作業していましたから、両手が腫れてパンパンでしたよ。今では使う時間も短くて済むから手も疲れないし、体力的にも楽です。
今後、規模を拡大したら最新型を買いたいですね。以前、バック機能と2輪駆動が付いた最新型を試乗したら、さらに改良されていてとても良かったですから。