月別アーカイブ: 2015年7月

田植えから一ヶ月のにこまる

田植えから一ヶ月でこんなに逞しく成長する稲に感激!
全く経験のない「リンゴガイ」による除草もなんとかうまくいった。
これから病害虫の被害が出ない事を願っている。これも株間約24センチの粗植栽培でクリアできる筈だ。ほぼ峠を越したと思っている。次は稲穂が揃った田になるのが楽しみだ。
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ぼかし肥料の成分

原料名 窒素全量 (%) リン酸全量 (%) カリ全量 (%)
ごま油粕 5.8 2.7 1.3
棉実油粕 5.6 2.4 1.7
大豆油粕 7.3 1.5 2.2
菜種油粕 5.1 2.5 1.4
米ぬか油粕 2.1 4.0 1.6
ひまし油粕 4.9 2.0 1.8
らっかせい油粕 6.4 1.3 1.0
米ぬか 2.2 4.7 1.2
ふすま 2.4 2.0 1.3
乾燥おから 4.3 0.6 1.5
牛乾燥糞 1.7 1.8 1.8
豚乾燥糞 2.8 4.0 1.5
鶏乾燥糞 3.0 5.0 2.4
蒸製骨粉 4.0 22.5
生骨粉 3.6 23.0
蒸製蹄角骨粉 10.0 8.3
乾血粉 11.0 1.0
いわしかす 8.0 6.0
にしんかす 9.0 4.0
稲わら 0.5 0.2 0.8
稲わら堆肥 1.6 0.8 1.8

椿油粕

椿油粕とたばこくず・たばこ抽出物は「資材の原材料に照らし使用量や濃度によっては農作物等、人畜及び水産動植物に 害を及ぼすおそれがあるもの」へ指定されており、農薬取締法によって農作物の害虫防除目的で使用することは禁止されている資材となります。(魚毒性の関係 から、椿油粕は県によっては名指しで水田への使用を禁止しているところもあります)

ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)であればキタジンP粒剤(本田初期)、スクミハンター(収穫45日前まで)、スクミノン(収穫90日前まで)といった農薬に適用がありますので、こちらの方が良いかと思われます。

平成25年12月18日付けで農林水産省の農薬登録認可

「スクミンベイト3」の有効成分である燐酸第二鉄は天然にも存在する成分なので、高い食害防止効果・殺貝効果とともに、使用時期、使用回数の制限がないのが特長だ。

 有機JAS規格別表等適合資材であり、特別栽培米などでも使用回数が制限されない農薬だ。生産農家にとっても、使やすい、環境に優しい待望の新剤だ。
適用病害虫はスクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)。発生時に10aあたり2〜4kg湛水散布する。燐酸第二鉄は、薬剤を摂食したスクミリンゴガイの消化器 官から細胞内に取り込まれ病理的変化を引き起こす。体内に過剰に取り込まれた遊離鉄は、活性酸素発生の要因となり内蔵機能を破壊、スクミリンゴガイを死に 至らせる。
販売会社は、三井化学アグロ(株)、OATアグリオ(株)で、ナガセサンバイオ(株)が「スクミンベイト3」普及会の事務局を担当する。販売開始は2014年5月27日を予定している。
本剤に関する問い合わせは、「スクミンベイト3」普及会の事務局(ナガセサンバイオ内、TEL:03-3665-3361)まで。
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リンゴガイの餌は雑草

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これは2015年7月16日撮影のにこまる(570ほ場)だ。
田植え後に除草剤(ヤイバ1K粒剤)を散布するか、リンゴガイに除草させるか、直前まで思案した。google検索によると「リンゴガイ農法(Apple snail farming)とは
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稲苗が標的となる田植え直後に、水張 りをゼロにしてスクミリンゴガイを眠らせる。その後、1日1mmで水深を上げ、雑草の芽を食べさせる。10日後にいっきに5cmの深さにする。こうすれ ば、株元が固くなった稲よりも、生えてくる雑草を好んで食べてくれるので、除草剤なしで栽培が可能であるという。
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田植え後に1mmずつ水位を上げるのが大変だと躊躇したのだ。光岡で同じ農法で水稲を栽培している福島さんに聞いた。
福島さんは「田植え後、草が床面から僅かに出始める兆候が現れたら、一気に5センチ以上水深を上げ、ほ場の床面が全て十分水に覆われるようにする。約1日経過し、食いちぎられた稲苗の葉が目についたら、水を落とす。この繰り返しで雑草を抑える。」という。
これなら微妙な水位調整なしでリンゴガイ除草ができそうだと、除草剤散布を止めた。

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6月14日植えの夢つくしのほ場に雑草は見られない。リンゴガイの食害もほとんど気にならない。

ジャンボタニシを殺す薬をまいても完全ではない。除草剤を散布するので草は生えてこない。生き残ったジャンボタニシは仕方なく稲苗を食べる。なんと不合理なことか!

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2015年7月16日撮影のにこまる(570ほ場)も同じように除草剤なしで育っている。

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集団的自衛権

ウィキペディアの集団的自衛権の記述によると、「ベトナム戦争 – 1964年のトンキン湾事件を契機に、米国議会は国連憲章及び東南アジア集団防衛条約に基づく義務に従い、兵力の使用を含む必要なあらゆる手段をとる旨決議し (Gulf of Tonkin Resolution、ベトナムへの北爆と地上部隊派遣を開始してベトナム戦争へ本格的に介入した。だがベトナム戦争が内戦ではなく国際戦争であったのかなど、本件が集団的自衛権の行使要件を満たしていたかについては議論がある。」としている。
しかし後の公文書公開などによてトンキン湾事件がアメリカのでっち上げだった事が明らかになった。2015年7月に11本の安保関連法案が衆議院を通過した事で、でっち上げのベトナム戦争やイラク戦争に日本が参戦することになる。反戦反安保を叫んできた僕に取って、自分の国がアメリカの言うなりになり、若い命を人柱に捧げることがまかりとうる状況に悲しみと憤りを禁じえない。

田植えから21日経過

田植えから21日経過しリンゴガイによる除草は完璧に行なわれている。
一方リンゴガイの繁殖力に増えすぎた際の弊害が心配となってききた。
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2015年7月9日の14ほ場
(田植6月16日夢つくし、株間24Cm、10箱/反)

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2015年7月13日の14ほ場
水面より上の部分にピンクの卵が見られる

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2015年7月13日の12ほ場
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2015年7月13日に14ほ場の東に湯川山を臨む

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スクミリンゴ貝(通称ジャンボタニシ)

    スクミリンゴ貝(通称ジャンボタニシ)による除草で無農薬水稲栽培を実現する農法を「リンゴガイ農法」とする。
    2015年は比較的水管理のしやすい2地域の圃場で「リンゴガイ農法」を適用した。一箇所は自宅に近い岡手の4枚で福ふくおかエコ農産物認証を受け「夢つくし」を栽培している。もう一箇所は一町田の6枚の圃場である。4.5反の「にこまる」(温湯消毒自家育苗)、4.5反の「夢つくし」(JA育苗)である。
    以下は「スクミリンゴガイ』で検索しヒットしたウィキペディアの記述である。
    スクミリンゴガイ(学名 Pomacea canaliculata)は、リンゴガイ科(リンゴガイ、アップルスネイル)の1種の淡水棲大型巻貝である。成体は殻高50〜80mmに達する。淡水巻貝としては極めて大型で、日本では一般的に「ジャンボタニシ」と呼ばれる。オスは殻高25mm、メスは30mmが性的に成熟した個体である。卵は多数がかたまった卵塊を形成し、陸上の乾燥に耐えられる固い殻を持つ。鮮やかなピンク色をしているため大変目立つ。

    自然分布の野生個体は南アメリカ ラプラタ川流域に生息するが、原産地外の世界各地に著しい移入、定着がみられる(後述)。
    巻貝としては歩行速度が非常に速い。雑食性で、植物質、動物質を問わず、水中の有機物を幅広く摂食する。「ジャンボタニシ」とは呼ばれるが、真のタニシ類と異なり、濾過摂食は行わないと考えられている。
    産卵は水面から離れた植物体表面や岸辺の壁面におこなわれる。産卵直後は1個1個の卵を結びつけている粘液が柔らかいが、やがて硬質化して付着箇所から容易には剥がれない状態となる。
    卵塊は一見して異様なピンク色で大変目立つ。さらにそれら卵の内部は神経毒PcPV2で満たされ人間が食べた場合苦味もあり、この毒と色彩によってスクミリンゴガイの卵はFire ants以外の全ての捕食者から守られているという[1]。ただし、卵は空気中でしか孵化できず、何らかの理由で水中に落下すると死んでしまう。
    卵は日本の夏期の場合、2週間程度で孵化。孵化した幼体は水温と栄養状態に恵まれれば2ヶ月で性成熟する。
    鰓呼吸だけでなく肺様器官により空気中の酸素を利用することもできる。また、乾燥にも強い。このため乾期などに水中から離れても容易には死亡しな い。一方、耐寒性はそれほど高くないため、日本で越冬に成功する個体の大半は殻高1〜3cmの幼体であるという。国内で定着し繁殖している地域も、おもに 西日本である。
    寿命は環境により変化するが、日本の野外個体は2年以内、飼育下では4年といわれる。天敵は魚類、鳥類、捕食性水生昆虫、大型甲殻類、カメなどであるという。
    スクミリンゴガイは体内に、広東住血線虫等の寄生虫を宿していることがある。 十分に加熱せず食した場合、寄生虫が人体に感染し、死に至ることもあるので注意が必要である。

    南アメリカ ラプラタ川流域原産だが、日本へは食用として1981年に台湾から長崎県和歌山県に、初めて持ち込まれた。83年には養殖場が35都道府県の500カ所にものぼった[4]。しかし、需要が上がらず、採算が取れないため廃棄された。84年に有害動物に指定されたが、廃棄されたり養殖場から逸出したものが野生化し、分布を広げている。この経過は、アフリカマイマイの場合と共通している。外来種であり、世界の侵略的外来種ワースト100リスト選定種の1種ともなっている。

    生きた除草剤
    水田の除草手 段としてスクミリンゴガイを利用しようという動きもある。これには均平な代かきと微妙な水管理が必要である。方法は、稲苗が標的となる田植え直後に、水張 りをゼロにしてスクミリンゴガイを眠らせる。その後、1日1mmで水深を上げ、雑草の芽を食べさせる。10日後にいっきに5cmの深さにする。こうすれ ば、株元が固くなった稲よりも、生えてくる雑草を好んで食べてくれるので、除草剤なしで栽培が可能であるという。

    九州沖縄農業研究センター

    http://www.naro.affrc.go.jp/karc/applesnail/prevention/024935.html
    BerthaPomacea_canaliculata_eggs

ワードプレスで日記をつけようと思う

この20年近く作り散らかしてきたウェブサイトを整理しようと思った。
今年はファーミング(米作り)でほとんど野外で活動し、家では食事と怠惰に過ごすことしかしなかった。そんな合間にトラブルがあったウェブサイトの管理は無理なので、必要最低限のサイトに絞り込む事にした。
http://seiko-jiro.net/
http://entropy.ac/
http://west-wind.info/
http://fg9.biz/
そしてフェイスブックに書き留めた記事をワードプレスでまとめていくことにした。
http://tano9.com
幸いかつての研究生でウェブサイト管理の専門家がサポートを引き受けてくれたので実現することになった。