僕はなぜお米をつくるのだろう(9)

以前桜溜池水利組合のあらましを書いた。桜溜池水利組合
2016年3月末で水利組合の役員(会計)が終わった。会計を引き受けた時は表計算ソフト(エクセル)で集計すれば良いので大した手間がかからないと思った。
しかし・・・!地権者・耕作者併せて90人、水田面積約40ヘクタール(田んぼ約250枚)の水回し料と水利工事分担金を個人別に集計し、請求書と領収書を作成するのは苦労した。昨年までは11人の委員が分担し、電卓で集計し、手書きで請求書と領収書に金額を記入して来た。エクセルに記載されている数字を電卓で集計するのは馬鹿げていると思った。
前会計から記録が手渡されたのは11月に入ってからだった。その資料には30年近く前の耕作地所有者の原簿があった。この原簿は番地別、所有者別、所有者の地区別に同じ内容の記述が分厚い冊子になっていた。これをエクセルで管理すれば、所有者、耕作者、番地、面積などで並べ替え表示することが可能だ。
だからエクセルにデータを入れるべきだと考え原簿を渡すよう催促してやっと11月に届いたので間に合わなかった。仕方なく断片的な年度毎のデータをまとめた。そうすると同じ田んぼを複数の耕作者が耕しているなどの矛盾が見つかった。それぞれの地域から選出された役員に確認を依頼し修正した。
このエクセルデータをワードで作成した請求書・領収書に差し込み印刷して、電卓をたたいて手計算から解放された。
役員交代で会計が代わったのでどうなることか?