月別アーカイブ: 2023年5月

7種類のお米

 2024年度の米づくりは、収穫の早い順に「夢つくし」「にこまる」「イセヒカリ」「ヒノヒカリ「国分寺赤米」「古代米緑米」「餅米・ヒヨクモチ」を栽培するので、苗箱に播種し育苗中だ。
 新たに、武蔵国分寺種赤米(国分寺赤米プロジェクト)、そしてイセヒカリ(伊勢神宮で生じたコシヒカリ突然変異種)を栽培することにした。あまり知られていない品種から紹介しよう。

1.武蔵国国分寺種赤米稲

1997年(平成9年)に東日本の東京都国分寺市の陸稲畑で、色や形の特徴などから品種改良されていない、ジャポニカ種に分類される赤米稲の存在が確認されました。

出穂が7月なので獲れるか心配だが、苗箱8枚を用意した。国分寺赤米プロジェクト

2.イセヒカリ

1989年、伊勢神宮(三重県伊勢市)の神田でイセヒカリが発見されました。この神田はコシヒカリを栽培していたが台風で倒伏しなかったコシヒカリの突然変異種だそうです。 硬質米で食味が良く 寿司米や酒米に向くようだ。甘味はコシヒカリ以上。蛋白質は低く硬質米であるため酒米にも向いている。炊飯には十分に水に浸すこと。寝る前に仕掛けて朝炊いた昔の炊き方(6時間は水に浸す)が基本になる。
イセヒカリも苗箱8箱育苗中だ。イセヒカリ

3.古代緑米

ジャポニカ種の緑米はそれだけで存在価値が高い。観賞用としても人気の緑米。早生種のため東北等寒冷地でも作りやすい。緑米は、緑色の表皮の部分にクロロフィルなどの栄養価と風味が多く含まれている。 玄米のまま、白米や分搗き米、玄米など、お好みのお米に1割ほど混ぜて炊く。 お米1合は、150gなので、15g(大さじ1)の緑米を入れる。緑米の玄米餅は人気がある。条件の悪い田んぼに10箱植える予定だ。http://seedrice.net/green/

4.夢つくし

「夢つくし」は、おいしさで定評のあるコシヒカリを父に、丈夫で栽培しやすいキヌヒカリを母に、両方のいいところだけを受け継いで生まれた。光沢と粘りがあり、味も高い評価を受けている。 さっぱりした優しい味わいなのに、甘さが印象に残る一番人気のお米だ。

5.にこまる

「にこまる」は食味抜群で収量も高い、ヒノヒカリにかわる高温耐性品種だ。「ヒノヒカリ」の普及地域向きの中生種で、高温条件でも、白未熟粒の発生が少なく品質が低下しにくい特長があり、収量はヒノヒカリより多収だと言う。にこまる

6.ヒノヒカリ

「ヒノヒカリ」は、つややかな光沢のあるご飯は適度な粘りと、噛むほどににじみ出る甘みが高い評価を受けている。多くの府県で奨励品種に指定されており、九州を中心に中国・四国地方や近畿地方など西日本で広く栽培されている。ヒノヒカリ

7.ヒヨクモチ

ひよくもち米は炊いても硬くなりにくく、きめが細かく粘りと甘味のある上品な食味が人気の秘密でお餅はもちろんのこと、お赤飯、おこわ、ちまきなどを作るのに向いています。業務用のもち米を探している方にはおすすめの品種です。 ヒヨクモチの「ヒヨク」は、九州の平坦な肥沃地帯を意味したネーミングです。 中でも佐賀県は、北海道についで全国第二位のもち米生産県です。